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松風軒のご案内

玉雲寺住職が兼務するもう一つのお寺

松風軒を御紹介します

遅咲き彼岸花
 
10月2日 やっと咲きました
松風軒 御本尊 延命地蔵

由緒縁起
松風軒のあるこの稲荷町は江戸時代宿場町を囲む「五ヶ島」と呼ばれた村方の一つで、往時は「稲荷島」と呼ばれたところでした。この稲荷島の住民の墓地や無常処(火葬場)に、亡くなった方の供養のために建立したのが、松風軒の始まりと思われます。本尊の地蔵菩薩は、死後六道輪廻(死後に生まれ変わるという六つの苦しみの世界)に苦しむ衆生を救ってくれる菩薩として信仰された仏様です。この地蔵菩薩を祀るお堂に、開基の弾山黙悟尼という尼僧が住職となって、仏事供養をしました。最初は地名を取って「稲荷山地蔵庵」と称したようですが「静居寺過去帳」には「五代達相弁了庵主(寛政八年 一七九六寂)松風軒看寺」と記されていますから、寛政の頃には「松風軒」と称する珍しい軒号の寺院名に変えたようです。また「駿河記」(文明九年 桑原藤康著)や「駿河志料」(文明元年 中村高平著)には「稲荷庵」と記されています。この珍しい「軒」号のついた寺院は県内二三〇九ヶ寺のうち、浜松市春野の洞水軒と松風軒の二ヶ寺だけです。松風軒のもう一つの特色は、歴代の住職に尼僧様が多かったという事です。北陸地方では現在も尼僧寺院が多いのですが、静岡県は尼僧様が少ない県です。この松風軒十二代の住職の内7名は尼僧様であり、また看寺をいう補佐役の8名の和尚様も皆、尼僧様です。松風軒は尼僧様の寺院として伝統を守ってきましたが、戦後は女性の出家が少なくなりましたから、この伝統は消えました。しかし昭和五十二年には庫裡と客殿を新築し、さらに看寺俊道師の代に庫裡を増築し、国道沿いの寺としての存在を新たにしています。
荒浪煙厓翁

       煙厓1870(明治3)~1954(昭和29)
母校講師のち東上、漢書、速記術、英文を学ぶ、貴族院速記者40年、この間漢詩会入り、詩人としても一家をなした。
ここ松風軒には荒浪家の墓地があり、分骨され埋葬されています。現在、御遺族が東京在住により稲荷町に住む御親族によって供養されております。
作品展

松風軒信徒様からいただいた作品です。ゆっくりごらんください。

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